BRIAN SETZER ORCHESTRA / THE ULTIMATE COLLECTION RECORDED LIVE

1995年モントリオール、2001年東京のステージを収録したライブ・アルバム。 それまでの活動を総括したベスト的な選曲です。 この人の年の取り方も素敵です。 80年代初頭にストレイキャッツを結成し、現在に至るまで、一貫してロックンロールし続けるグレッチ…

Barbra Streisand & Donna Summer / No More Tears(Enough Is Enough)

1979年発表の売れに売れていたドナ・サマーと、女王バーバラ・ストライサンドのデュエット曲。 曲調はいかにも当時のディスコナンバーって感じなんですが、ジャケットでもわかるように互いのプライドをかけた火花散る歌の掛け合いは、波のように押し寄せるオ…

PABLO CASALS / J.S.BACH : CELLO SUITES

「ライブラリーでパブロ・カザルスを聴いてたの。弾きながら、うーんって、何度もうなるのね。感動的」 十代の頃読んだ、片岡義男著の“彼のオートバイ、彼女の島”に出てくる件。 それは主人公の女ともだちである麻里のセリフだった。 彼女は重要な役でも、そ…

Fairground Attraction / The First Of A Million Kisses

ジャケ買いがもたらす幸せの瞬間。 売れたとか、売れなかったとか、そんな事どうでもいい。 このアルバムに出会えた事に感謝し、それをものにした自分を褒めてやりたい。 だってこんな空気、なかなか出来るもんじゃないでしょう! これ一枚ポッキリで終わっ…

Me'Shell NdegeOcello / Plantation Lullabies

ミシェル・ンデゲオチェロ。 卓越したベーシストであり歌い手であり、作曲、アレンジ、そしてほとんどの楽器演奏まで一人で手掛ける類希な才能の持ち主。 マドンナ主催のマーヴェリック、ワーナー、プリンス主催のペイズリー・パークの三つ巴の末、マーヴェ…

甲斐バンド / 流民の歌

高校の頃、変わった友だちがいた。 町を歩いてる時突然叫んで、振り返る人たちを見て楽しんだり。 車の解体屋の中で蝋燭一本持って一晩過ごしたり。 煙草をこれ以上は無理っていうくらい吸い込んで口の中に溜め込み、一気に吸い込むと気分が悪くなって、その…

System of a Down / Mezmerize

「芸術は人々を目覚めさせるものだ。広告やメディア、 そして政府などに催眠からね」 サージ・タンキアン だそうです・・・。 システム・オブ・ア・ダウンの久しぶりの新譜。 今回も期待を裏切らない快作。 っていうか、ますますパワーアップしております。 …

CHELSEA <アジアンデザートミックス>

期間限定! 人気のアジアンデザートを、チェルシーにしたもの。 ココナッツミルク・マンゴープリン・杏仁豆腐の3品。 チェルシーの濃厚な味とはマッチするものかと思い買ってみたら、とても美味しい。 一番美味しかったのが、杏仁豆腐! めちゃめちゃ美味し…

Sigur Ros / Agaetis Byrjun

アイスランドのバンド、シガーロス。 透き通るほどの透明感。 限りなく美しい音楽が果てしなく続きます。 Sigur Ros / Agaetis Byrjun Intro Svefn g englar Staralfur Flugufrelsarinn Ny batteri Hjartad hamast Vidrar vel til loftarasa Olsen olsen Aga…

ナンバーガール / サッポロ OMOIDE IN MY HEAD 状態

2002年11月29日、札幌ペニーレインでの演奏を収録したナンバーガールの最終CD。 彼らの素晴らしさはその初期衝動を最期まで失わかった事にあるように思う。 それはこの音を聞けば十分理解できる。 そしてナンバーガールといえば、田淵ひさ子嬢である。 ギタ…

南佳孝 / SOUTH OF THE BORDER

この季節になると聴きたくなるアルバムです。 ジャケットは池田満寿夫。 参加ミュージシャンは細野晴臣、林立夫、鈴木茂、 高橋ユキヒロ、斉藤ノブ、大貫妙子、etc・・・。 作詞に来生えつ子、松任谷由美etc・・・。 皆さん素晴らしいの一言に尽きる仕事内容…

Mick Karn / Titles

私は楽器の中でも、ベースが一番好きだ。 なかでもフレットレスの音がたまらなく好きだ。 というと、ほとんどの人がニヤリとして、 「ジャコが好きなんだ♪」という。 もちろんジャコ・パストリアスは大好きだけど、やはりフレットレスとなるとミック・カーン…

Thelonious Monk / Thelonious Himself

セロニアス・モンク ピアニスト 1917-1982 私が最初に買ったのは、“ソロ・モンク”。 といっても聴いた事がなかったので、いつものジャケ選び。 モンクのジャケットはユニークなものが多い。 その中から選んだものが、飛行帽をかぶったモンクが描かれたアルバ…

david sylvian / blemish

2003年にリリースされたデヴィッド・シルヴィアンの4年ぶりのソロアルバム。 ジャパン以降のソロアルバムは何故か聴いた事が無かった。 ホルガー・シューカイやロバート・フリップと競演したりして、話題になった時も何故か聴かずじまい。 そんな中、偶然目…

Blind Melon

彼らの音っていつも土の匂いがして、気持いい。 手に掴んでも風が吹いたら、飛んでしまいそうな乾いた土。 南部の風が運んできた大地の匂いっていった方がしっくりくるか? といっても南部ロックじゃないけど・・・。 彼らの雰囲気が大好きで、次のアルバム…

坂本龍一 / B-2 UNIT

聴く度に新たな発見があり、何度か聴いた位では到底理解出来ない、万華鏡のような作品に今まで何枚か出会った。 YELLOW MAGIC ORCHESTRA / BGM YELLOW MAGIC ORCHESTRA / TECHNODELIC 五島良子 / PIERCED LOU REED / BERLIN 椎名林檎 / 加爾基 精液 栗ノ花 M…

Lou Reed / Berlin

このアルバムが発表されたのは、1973年の事。 デビッド・ボウイのプロデュースで作られた前作“トランスフォーマー”とは大きく異なり、感情の欠落を感じさせる。 この手の音はセルフ・プロデュースでほとんど一人で作ってしまわれる事が多い中、本作はプロデ…

Dwarves / Blood Guts & Pussy

1990年に発表されたアルバムみたいです。 SUBPOPからのリリースです。 もしかすると、カート・コーバンと友だちかもしれません。 何枚目になるのでしょうか? ジャケ買いだったので、詳しい事は分かりません。 内ジャケに演奏している男たちが写っています。…

Cymbals / Anthology

「かわいくっていじわるな感じのバンドをやろう。ただしパンク」というコンセプトをもとに97年にスタート。 とてもポップで洗練されたメロディ。 とっつき始めはそんな感じなんだけど、なかなかどうして。 ストーンズのゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウトや、キ…

Michael Franks / The Art Of Tea

ジャズサイドからロックへの接近といった感じでしょうか。 マイケル・フランクスの穏やかで優しい歌声をサポートするのは、クルセイダーズの面々(ギター:ラリー・カルトーン、キーボード:ジョー・サンプル、ベース:ウィルトン・フェルダー)にマイケル・…

彼のオートバイ、彼女の島

バーチカル・ツイン・エンジンの振動と排気音だけが恋人だと思っていた彼。 だが、夏のあの日、浅間の輝ける入道雲を遠くに見る風の吹く丘で、彼女に会ってしまった。 ―ラブ・ストーリーがはじまった。 彼のオートバイは走る。高速道路の地獄めぐりをあとに…

Joy Division / Unknown Pleasures

Peter Savilleの手がけた恒星爆発時の電磁波形をモチーフとしたジャケットが印象的な、1979年発表のファーストアルバム。 イアン・カーティスの重く沈み込むヴォーカル、自らの内面を写し出したような歌詞が限りなく美しい。 後のニュー・オーダーの通ずる陰…

Rickie Lee Jones

リッキー・リー・ジョーンズ1979年のデビュー・アルバム。 うつむきがちに煙草をくわえたジャケットは、ノーマン・シーフが撮影したもの。 プロデューサーは名うてのレニー・ワロンカーとラス・タイトルマン。 参加ミュージシャンはスティーブ・ガッド、ジェ…

Echo & the Bunnymen / Heaven Up Here

研ぎ澄まされた美しいメロディ、ピンと張り詰めた空気感。 憂鬱でありながら急ぎ足なロックンロール。 エコー&ザ・バニーメンの世界観は、このジャケットのようにとても美しい。 ショウ・オブ・ストレングス 現実的に すごく幸福だとは言い難いもの けれど…

戸川純 / 玉姫様

1984年発表のソロアルバム第一弾。 当時赤いランドセルに黄色の帽子で、お茶の間をにぎわせていたけど、可愛かったなー。 元祖ふしぎちゃんのイメージがあるけど、曲調も超個性的。 パッヘルベルのカノンに歌詞をつけた“蛹化の女”や、女性の生理現象を歌った…

椎名林檎 / 加爾基 精液 栗ノ花

椎名林檎名義での三発目の作品。 加爾基 精液 栗ノ花 と書いて、 カルキ ザーメン クリノハナと呼ばせる・・・。 前二作に比べてバンド色が影を潜め、唯我独尊の世界に満たされている。 決して難解で前衛過ぎる事はない。 聴く度に新たな発見があり、何度か…

BILL EVANS & JIM HALL / UNDERCURRENT

水面直下を女性が漂ってるジャケットが印象的な作品。 ビル・エバンス(p)とジム・ホール(g)による演奏は、1962年に録音されたものです。 “アンダーカレント”とは、底流とか暗流といった意味で、それは表面に現れない感情や思いの動きであり、表面に現れ…

RIP RIG + PANIC / GOD

修学旅行の時は、ウォークマンと共にたくさんのカセットテープを、バックに詰め込んで出かけた。 当時、特に気に入っていたテープだけ選んだつもりだったけど、20本以上は持っていったように思う。 今でこそMP3プレイヤーのようなものが存在するので、出掛け…

Chick Corea / Return To Forever

この世には、例えようも無く美しいものがあります。 この妖しく美しいサウンドは、楽園そのもの。 その楽園から見た一羽のカモメ。 曲が終わった後、今耳にし、目に映ったのもは全て幻だったのか・・・ と思えてしまうような作品です。 Chick Corea / Return…

松任谷由実 / 昨晩お会いしましょう

「紅雀」辺りからだったろうか。 隣りの姉の部屋から、ユーミンの曲が流れるようになったのは・・・。 邦楽が聞こえてくるのは少なかったので、幼いながら意外な感じがした。 それから新しいアルバムが出る度にターンテーブルは回り、いつの間にか私もそれが…