書籍

彼のオートバイ、彼女の島

バーチカル・ツイン・エンジンの振動と排気音だけが恋人だと思っていた彼。 だが、夏のあの日、浅間の輝ける入道雲を遠くに見る風の吹く丘で、彼女に会ってしまった。 ―ラブ・ストーリーがはじまった。 彼のオートバイは走る。高速道路の地獄めぐりをあとに…

The Essence of Flycasting

フライフィッシングのキャスティングについて書かれた、メル・クリーガーの名著。 メルおじさんのキャスティングが、とても美しい。 シンプルな語りがとても解りやすく、「何よりキャスティングを楽しみなさい」と彼はおっしゃる。 釣りと同時に、著者に興味…

じごくのそうべえ

「とざいとうざい かるわざしのそうべえ、 いっせいいちだいのかるわざでござあい」と綱渡り中「おっとっとっと あーっ」と落ちて死んでしまったそうべえ。 地獄行きの“火の車”で山伏のふっかい、歯抜き師のしかい、医者のちくあんと一緒になります。 それか…

まりーちゃんとひつじ

まりーちゃんという女の子が飼っているぱたぽんという羊に話しかけます。 「ぱたぽん、おまえはいつかこどもを一ぴきうむでしょう。そしたらわたしたち、その毛をうって、すきなものがなんでもかえるわね、ぱたぽん」 まりーちゃんの想像は3匹生むかも、4匹…

ラチとらいおん

ラチは世界中で一番弱虫でした。犬も怖いし、 暗闇も苦手。 友達も怖いので、みんなはラチの事を馬鹿にして 遊んでくれませんでした。 だから一日中、絵本を見てばかりいました。 中でも「らいおん」の絵が大好きでした。 「僕もこんな風に強くなれたらなぁ…

おちゃのじかんにきたとら

あるところに、ソフィーという名前の、小さな女の子がいました。 ある日、ソフィーとお母さんが、台所でお茶の時間にしようとしていたら、突然玄関のベルが鳴りました。ドアを開けると、そこには、大きくて毛むくじゃらの、しま模様のとらがいたのです。 こ…

ミドリ十字と731部隊―薬害エイズはなぜ起きたのか

「悪魔の飽食」を初めて読んだ日はなかなか眠れませんでした。中学生の頃だったと思いますが・・・ 怖くなりながらも、一晩で読んでしまった様に思います。 当時は人間の裏側を見てしまったような気がして すごくショックでした。 その後も「続悪魔の飽食」…