RIP RIG + PANIC / GOD

修学旅行の時は、ウォークマンと共にたくさんのカセットテープを、バックに詰め込んで出かけた。

当時、特に気に入っていたテープだけ選んだつもりだったけど、20本以上は持っていったように思う。

今でこそMP3プレイヤーのようなものが存在するので、出掛ける際に悩むような事は少なくなったけど、その時はどれを持って行くか真剣に悩んだものだった(笑)。

興奮冷めやらぬ寝台列車の中で、ボリュームいっぱいにして聴いていると、見回りに来た引率の先生がヘッドホンから漏れた音を拾ったのだろう「フリージャズが好きなのかい?」って尋ねてきた。

その時聴いていたのがRIP RIG + PANICだったのだけれども、自分でもうまく説明できない音だったし、友だちは変な音楽を聴いているとしか思っていなかったようだし、ましてやフリージャズ?って聞かれても、そうかもしれないなんて間抜けな返事しか出来なかった。

それからその先生と少しばかり音楽について話せた事がとても嬉しく、そういった経験は後にも先にもこの時一度きりのものとなった。

THE POP GROUP分裂後、メンバーだったガレス・セイガー(g)とブルース・スミス(dr)を中心にショーン・オリバー(b)、フラッシュ(sa)が加わった事で、グループの活動が始まり、続いてマーク・スプリンガー(p)が参加している。

その後1981年の夏ファースト・シングル“Go Go Go,this is it!”つづいてファースト・アルバム「GOD」が発表された。「GOD」の発表と共に、フリージャスの巨匠ドン・チェリーの娘、ネナ・チェリーが正式メンバーとして参加。

THE POP GROUPから政治色を取り除き、さらにフリーキーになったサウンドは、カテゴリーに収まらない。

確かにジャズ色は強いけど、ベースはねじれたファンク。

そこにいろいろな音楽が交わり、それを即興でやってしまったような混沌とした演奏が広がっている。

なんともいかがわしい香りのするグループなのです。

一度このアルバムを手放した事があって、その後聞きたかったけど、CD化されておらず、唯一存在していた

ベスト・アルバムも廃盤状態。

最後に聴いてから15年以上経った最近、当時のアナログ盤を再び手に入れる事が出来た。

久しぶりに聴いた印象と、初めて聴いた時の衝撃がこうも変わらないレコードは珍しい。

RIP RIG + PANIC / GOD

RED SIDE

Constant Drudgery Is Harmful To SOUL SPIRIT & HEALTH

WILHELM Show Me The Diagram (Function Of The Orgasm)

Through Nomad Eyeballs

Change Your Life

YELLOW SIDE

Knee Deep In Shit

Tatally Naked(Without Lock or Key)

Try Box Out Of This Box

Need(Dw School You)

GREEN SIDE

HOWL! Caged Bird

Those Eskimo Woman Speak Frankly

The Blue Blue Third

BLUE SIDE

Shadows Only There Because Of The Sun

BEWARE(Our Leaders Love The Small Of Napalm)

Miss Pib

It Don't Mean A Thing If Ain't Gat That Brrod

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