2004-01-01から1年間の記事一覧

Chick Corea / Return To Forever

この世には、例えようも無く美しいものがあります。 この妖しく美しいサウンドは、楽園そのもの。 その楽園から見た一羽のカモメ。 曲が終わった後、今耳にし、目に映ったのもは全て幻だったのか・・・ と思えてしまうような作品です。 Chick Corea / Return…

松任谷由実 / 昨晩お会いしましょう

「紅雀」辺りからだったろうか。 隣りの姉の部屋から、ユーミンの曲が流れるようになったのは・・・。 邦楽が聞こえてくるのは少なかったので、幼いながら意外な感じがした。 それから新しいアルバムが出る度にターンテーブルは回り、いつの間にか私もそれが…

SMASHING PUMPKINS / GISH

“名前はベジタブルだが、音の中身は100%ミート! 壮絶な音の火砕流と放出するクロス・オーバー・ロックの新鋭、シカゴから強力に初研見参” よく判らないコピーだったし、ジャケ買いだった訳ではない。 「まぁ、とりあえず聴いておくか」 そんな感じで聴いた一…

Chirs Rea / On the Beach

賑やかだった浜辺も本来の落ち着きを取り戻すこの季節、無性に聴きたくなるのが1986年に発表されたクリス・レアのオン・ザ・ビーチ。 洗練された音楽性に、ビターヴォイス。 抑制されたギターが曲に沁み入ります。 とても洒落た雰囲気だけど、同時に彼の無骨…

時計じかけのオレンジ

時々すごく見たくなる映画が何本かあります。 その中の一本に「時計じかけのオレンジ」があります。 個人的には、キューブリックの最高傑作だと思っているんですが・・・ ジーン・ケリーもびっくりするような場面で 雨に歌えば・・・が、使われていますがあ…

空気公団 / 融

1997年5月結成。 主なメンバーは石井敦子(オルガン、キーボード) 山崎ゆかり(ボーカル、作詞作曲) 戸川由幸(ギター、ベース)の3人。 カセットテープ、アナログ、CD、ビデオ、本などを作ったり、展示やったり、映像と音楽のイベントをやったり…

BONNIE PINK / Even So

彼女って年を重ねるごとに艶っぽくなってる気がする。 また今度のジャケットがいい。 このジャケットを手に取ったら、絶対買わなくちゃいけなくなるような瞳してます。 久しぶりにトーレ・ヨハンソンをプロデューサーに迎えた7thアルバム。 先行発売されたシ…

IRON MAIDEN / POWERSLAVE

高校の頃、クラスメイトに“王子”というあだ名の奴がいた。 雰囲気がハリーポッターの主人公みたいな感じで、いつも涼しそうな顔をしていたからだ。 そんな彼が実はメタル好きで、なんでも部屋の真ん中にフライングVが置いてあるらしいとの話を聞いた時は、ち…

igloo メタルウォータージャグ 2ガロン

毎年夏になると、大活躍のジャグです。 ポリエチレン製のものが多い中、ブリキで出来ているのがいい。 ブリキの間にウレタンフォームをサンドし、内側はビニールコーティングしてある為、臭いも付かず、思ったより保冷力があります。 何よりレトロなデザイン…

JANIS JOPLIN / PEARL

夏期休暇を頂いた私までろんは、今回ジャニスの家へ遊びに行き、インタビューに成功しましたので、 今回はその模様を送りたいと思います。 までろん(以下M)「こんにちは、ジャニス。はじめまして!」 ジャニス(以下J)「ハーイ!私の事、パールって呼んで…

ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA / DISCOVERY

“世界最小にして最高のオーケストラ”と称されるE.L.Oが、大幅なエレクトロニクスの導入を行い、1979年に発表した1枚。 アルバムジャケットのコンセプトは「アラビアンナイト物語」。様々な表情を持った素晴らしい楽曲が次々と出てきて、聴く者を“眠らせない…

KEITH JARRETT / SUN BEAR CONCERTS

キース・ジャレットは1972年の夏ごろから、完全即興によるソロ・コンサートという画期的な試みを始めました。 その成果として、1973年のローザンヌとプレーメンでのステージを収めた「SOLO CONCERTS」を発表。 1975年には最高傑作として名高い「THE KOLN CON…

鈴木祥子 / Love,painful love

一人で作られたアルバム特有の密室性を感じさせる作品です。 歌詞もすごく内省的だし。 このアルバムとか特に感じる事だけど彼女の歌声を聴いていると、女性には男が絶対理解できない、生理的な感覚ってものがあるんだろうなぁ・・・ってつくづく思ってしま…

暗黒大陸じゃがたら / 南蛮渡来

レコード屋さんに行ってもすぐ手に入るような物じゃなかったし、友達も持っていなかった。当時は情報も少なかったし、ジャケットを雑誌で見かけた程度。 そんなある日、突然手に入る裏ビデオの如くカセットテープが手に入る。曲目も不明だし、幾度となくダビ…

THE KINKS / THINK VISUAL

1986年発表のロンドン・レコード移籍後の第一弾作品。 キンクスがイギリスの老舗レーベルを選んだことから判るように、かつての“大英帝国のキンクス”を感じさせる作品となりました。 結局このレーベルでは、ライヴ・アルバムを含めたところでも3枚しかリリース…

THE KINKS / WORD OF MOUTH

1984年発表の、アリスタ時代にて最後の作品。 この頃はキンクスも再評価されている頃で、シングルカットされた“DO IT AGAIN”のプロモーションビデオもよく見かけた。ひざにシンバルを付けて、ハーモニカとギターを抱えた、大道芸人風のレイ・デイヴィスがす…

THE KINKS / SOAP OPERA

キンクスのRCA時代の愛すべき一枚。 キンクスの作品の中でも、あまり目立った存在ではないように思えますが、レイ・デイヴィスのメロディーメーカーとしての才能と、音楽に対する愛情を感じさせてくれる作品です。 きみもスタアだ、みんなスタアになれるんだ…

SOMETHING ELSE BY THE KINKS

キンクスの長い歴史の中でレーベル別に語られる 事がありますが、私にとってはパイ時代のキンクスが とても大好きです。 パイ時代でも、初期のキンキーサウンドもよろしいのですが、やはり「ファイス・トゥ・フェイス」以降の 作品を好んで聴いてます。 その…

ROUGH TRADE Shops Post Punk Vol. 01

去年買ったCDの中でもお気に入りの一枚。 個人的にはコンビ盤といったものは、あまり好みではないのだけれども、ROUGH TRADEが出したこの2枚組はとてもうれしかった。 なにより当時買えなかったレコードが、こうやってまとめて聴けるのがうれしい。 名前は知…