戸川純 / 玉姫様
1984年発表のソロアルバム第一弾。
当時赤いランドセルに黄色の帽子で、お茶の間をにぎわせていたけど、可愛かったなー。
元祖ふしぎちゃんのイメージがあるけど、曲調も超個性的。
パッヘルベルのカノンに歌詞をつけた“蛹化の女”や、女性の生理現象を歌った“玉姫様”。
“踊れない”とかいいし。
その中でも“諦念プシガンガ”は一番好きな曲。
ゲルニカやヤプーズ等で歌ってるけど、一番思い出深いのはこの頃だったなぁ。
このレコードも、今となっては懐かしいYENレーベルからリリースされていて、YMOのメンバーとも交流があり、教授のラジオにゲストで出てたりしてましたねぇ。
でも残念ながら現在CDも廃盤状態です。
なぜだろう・・・。
諦念プシガンガ
空の彼方に浮かぶは雲
嗚々我が恋愛の名において
その暴虐の仕打ちさえ
もはやただ甘んじて許す
牛のように豚のように殺してもいい
いいのよ我一塊の肉塊なり
それに消えゆくお昼のドン
嗚々我が恋愛は終止せり
あの泥流の恩讐が
もはやただあとかたもなしや
愕然とする間のなく
腐敗し始める
我一塊の肉塊なり
怒涛の恋愛
諦念プシガンガ
昆虫軍
憂悶の戯画
隣の印度人
森の人々
踊れない
蛹化の女