ミュージック

Bill Evans / Waltz for Debby

恰もその場に居合わせているような奇跡の録音。 時は1961年の6月25日のニューヨークのビレッジ・ヴァンガード。 ビル・エヴァンスとスコット・ラファロ、ポール・モチアンのトリオによる演奏が、まるで会場を自由に飛び回る蝶のように感じます。 演奏の合間…

SUGAR BABE / SONGS

今まで何度となく形を変えて再発され、30年以上たった今でも変わる事のないエバー・グリーンな一枚。 もう何度も耳にしているのに1曲目の“SHOW”のイントロが流れた時点で、毎回なんだか素敵なことが始まるような気にしてくれるのです。 山下達郎のはちきれ…

Barbra Streisand & Donna Summer / No More Tears(Enough Is Enough)

1979年発表の売れに売れていたドナ・サマーと、女王バーバラ・ストライサンドのデュエット曲。 曲調はいかにも当時のディスコナンバーって感じなんですが、ジャケットでもわかるように互いのプライドをかけた火花散る歌の掛け合いは、波のように押し寄せるオ…

PABLO CASALS / J.S.BACH : CELLO SUITES

「ライブラリーでパブロ・カザルスを聴いてたの。弾きながら、うーんって、何度もうなるのね。感動的」 十代の頃読んだ、片岡義男著の“彼のオートバイ、彼女の島”に出てくる件。 それは主人公の女ともだちである麻里のセリフだった。 彼女は重要な役でも、そ…

Thelonious Monk / Thelonious Himself

セロニアス・モンク ピアニスト 1917-1982 私が最初に買ったのは、“ソロ・モンク”。 といっても聴いた事がなかったので、いつものジャケ選び。 モンクのジャケットはユニークなものが多い。 その中から選んだものが、飛行帽をかぶったモンクが描かれたアルバ…

KEITH JARRETT / SUN BEAR CONCERTS

キース・ジャレットは1972年の夏ごろから、完全即興によるソロ・コンサートという画期的な試みを始めました。 その成果として、1973年のローザンヌとプレーメンでのステージを収めた「SOLO CONCERTS」を発表。 1975年には最高傑作として名高い「THE KOLN CON…

Minnie Riperton / Perfect Angel

5オクターブ半の声域を持った完璧な天使。 1970年代を代表する名曲“Lovin' You”を含む彼女の代表作。 相思相愛の中であるスティーヴィー・ワンダーが全面的に制作に協力しており、彼女の事を完璧な天使と名付けた“Perfect Angel”と“Take A Little Trip”の2…