THE KINKS / THINK VISUAL
1986年発表のロンドン･レコード移籍後の第一弾作品。
キンクスがイギリスの老舗レーベルを選んだことから判るように、かつての“大英帝国のキンクス”を感じさせる作品となりました。
結局このレーベルでは、ライヴ･アルバムを含めたところでも3枚しかリリースしなかった為、あまり話題になった作品は無く、どうやら現在も廃盤扱いのようですが・・・。
私的にはこの作品すごく好きです。
往年のキンクス節というか、パイ時代の音を感じさせるなんともいえない、ほんわりとした気分にさせてくれます。
やっぱりキンクスはメロディーがいいなと、改めて感じさせてくれる曲が多いです。
キンクスファンでも、素通りしてしまいそうなアルバムですが（笑）、じっくり聴いてやると新しい発見もあるかもしれません。
＊かつての恋人、クリッシー・ハインドに捧げた曲も少しだけ話題になりました。
ハウ･アー･ユー
久しぶりだね
一年以上会っていなかった
そんなことない？ そう？
まあ とにかく
僕がゴタゴタしてたのは知っているだろ
でも どうにか切り抜けたよ
どんなことでもなんとかなるもんさ
ところで
元気かい？
どうしているの？
調子はどうだい？
いまだに夢みたいなことを考えているの？
相変わらず寂しい夜を過ごしてる？
僕と同じように頑張っているのかな？
ねえ 元気にしてるのかい？
生活を変えたいって口癖のように言ってたね
新天地を開いて出なおすんだって
だけど きっとまた同じミスを犯すよ
僕たちは似た者同士
だからいつまでも友達でいられるのさ
もう恨んじゃいない
なんだかやたらと懐かしいだけ
君も僕も悪気はなかったんだ
君は君の道を行けよ
そのうちまたバッタリ会うこともあるだろう
そんなときは必ず声をかけるよ
元気かいって
君はまた同じミスを犯すよ
僕たちは似た者同士
だからいつまでも友達でいられるのさ
もう行かなくちゃ
ヤボ用が山ほどあってね
君と話ができてほんとによかった
僕は僕の道を行くよ
そのうちまたバッタリ会うこともあるだろう
そんなときは必ず声をかけるよ
元気かいって
