New Order / Substance
高校生の頃、夜中になると部屋の窓から脱け出し、愛車の自転車をこいでクラブに通っていた友だちがいた。
家にレコードプレイヤーが無いとの事で、友だちから借りた12インチシングルや、貸しレコード屋さんから借りたアルバムやらを持ってきて、我が家でカセットテープに録音をしていたものだ。
当時は12インチシングルが流行っていて、流行モノの音楽には興味が無かった私にも楽しめるものが時々あったりして、それはそれで楽しんでいたように思う。
ある日彼がニュー・オーダーの“ブルー・マンデー”を持ってきた。
「この曲で踊るのがとても気持ちいい♪」
そういってた彼も、このバンドが過去にメンバーの一人を自殺という形で失っていること、そしてこの曲は彼の事を歌った曲である事を知る由もなかっただろう。
無機質なリズムで始まり、鬱なメロディが流れてくるこの“ブルー・マンデー”は、ニュー・オーダーの名前をこの世に知らしめた曲になった。
このアルバムはイアン・カーティスに別れを告げ、ニュー・オーダーとして再出発し、ダンス・ミュージックに傾向していった彼らの歴史でもある。
そしてこのアルバムは1つの区切りとなり、
次作「Technique」にてハウス・ミュージックとの融合を果たした。
Ceremony
Everything's Gone Green
Temptation
Blue Monday
Thieves Like Us
Perfect Kiss
Subculture
Shellshock
State of the Nation
Bizarre Love Triangle
True Faith
In a Lonely Place
Procession
Mesh
Hurt
Beach
Confusion (Instrumental)
Lonesome Tonight
Murder
Thieves Like Us (Instrumental)
Kiss of Death
Shame of the Nation
1963