おちゃのじかんにきたとら
あるところに、ソフィーという名前の、小さな女の子がいました。
ある日、ソフィーとお母さんが、台所でお茶の時間にしようとしていたら、突然玄関のベルが鳴りました。ドアを開けると、そこには、大きくて毛むくじゃらの、しま模様のとらがいたのです。
この珍しいお客さんは、お茶の時間にご一緒させて頂きますが・・・。
とらはお茶だけではなく、作りかけのゆうごはんを全部、冷蔵庫のものを全部、戸棚の中のものを全部、水道の蛇口から水を全部飲んで帰っていきました。
ちょうどそこへ、お父さんが帰ってきます。
ソフィーとお母さんは、お父さんに何が起こったか、とらがどんな風に食べ物や飲み物をたいらげてしまったか話したところ、お父さんが二人に素敵な提案をします。
そして、三人は幸せな時間を過ごします。
★この絵本を読んでいると、「このくらい気持ちに余裕を持ってなくちゃいけないな!」と思わせてくれます。こんな感じで毎日を過ごすことができたら、全てがハッピーなんですが・・・。
翌日二人は、とらが、いつまたお茶の時間に来てもいい様に、たくさん買い物をします。
けれどとらは、あれから一度も現れませんでした。
さようなら・・・さようなら・・・さようなら・・・