MILES DAVIS / ON THE CORNER
ありとあらゆる音が混在する「音の空間」とでも表現すればよいのだろうか?
1972年発表のマイルス・デイビス、エレクトリック期の中でも、特に謎めいた魅力に満ちた問題作。
自分の表現方法を捜し求めた音の求道者は、ジャンルにこだわることなく、常に新しい音に挑み続け、聴き手に感動を与えてくれます。
音楽家というよりも、トランペットを使って自分を表現した芸術家、といった感じでその音は既に神の域に達しています。
この「オン・ザ・コーナー」は、いろいろな音と自由に戯れる事が出来る、数少ない一枚です。