JACO PASTORIUS / JACO PASTORIUS
エレクトリック・ベース界のみならず、音楽界全体に革命をもたらした、ジャコ・パストリアスのデビュー・アルバム。
フレットレス・ベースの美しい音色、アップテンポでの16分と正確さ、スピード感、アドリブの冴えと、すべてにおいて素晴らしい。
そのスタイルは20歳代前半には完成されていたというから驚きです。
「ジャコ・パストリアスの肖像」はマイケル・ブレッカーや、ハービー・ハンコックら豪華ゲストを迎えて創られていますが、その中で繰り広げられるベースプレイは、4弦の可能性を改めて考えさせくれる演奏ですし、優れた作曲家としての才能を感じさせます。
“Continuum”の美しい音色は、たまりません。
この曲を聴いている時、波一つ無い深い眠りについた大海原を、ゆっくりと滑ってゆく感覚に陥るのは、私だけでしょうか?