PUBLIC ENEMY / IT TAKES A NATION OF MILLIONS TO HOLD US BACK
常に攻撃的な頭脳派ラッパー、チャック-D、なんかヤバそうなフレイヴァー・フレイヴ、イケイケ!DJのターミネーターX、新興宗教にどっぷり浸かったプロフェッサー・グリフ、そしてステージをうろうろと歩き回る軍服姿の黒人達、このグループは相当ヤバかった。
初期の頃はとにかく言いたい放題だったような気がするが、リアリティー溢れる音作りで、聴き手側にも危機感を与えてくれた。
黒人による黒人のための自衛組織“ブラック・パンサー党”の現代版ともいうべきか。
このアルバムが発表されてから10年以上の時が過ぎ、時代を感じさせるサウンドプロダクションではありますが、このリアリティーは変わることは無いでしょう。