CRASS / PENIS ENVY
1979年から1984年まで活動していたCRASSの3rdアルバム。
“ANARCHY&PEACE”をスローガンとした彼らの活動は、
バンドというよりも思想集団といった方が正しいだろう。
反戦、反核、反キリスト教、反システム、反商業主義、反男女差別、反動物虐待などを訴え、徹底して社会システムに反抗。
CRASSにとって、音楽はメッセージを伝える為の手段であり、レコードという媒体を利用して自分達の思想を表明することに意味があったように思われる。
いつもの贔屓にしているレコード屋さんで、何か面白いものないかと物色中、見つけた一枚・・・。
少しは話題になっていたとは言え、マイナーであった彼らの情報はそう無かったし、時代的にもそうだったのだろう。そんな中、私がとても興味を示したのは、ポスタージャケットのアートワーク。
その中には彼らの主義・主張がビッシリ書き込まれ、吸い込まれそうになる何かを凄く感じた。
とは言え、近くのレコード屋さんには置いてあるような物ではなく、実際に音に触れたのは修学旅行の時に京都のレコード屋さんで、たまたま見つけた時だった。このとき買ったのは本作ではなく、彼らが主催するレーベルのオムニバスアルバムだった。それでもジャケットはポスタージャケットになっており、広げるとその中には彼らの主張が、見事に散りばめられていた。
それから20年以上経ってから手に入るなんて夢にも思ってなかったけど、どうやら最近復刻されたアナログ盤だったらしい。
ポスタージャケットも当時のものを再現したらしい。
これを買ってから知った事だけど、既にCD化されてた。
でもこれはレコードで買ったほうが絶対いいように思う。