STEVIE RAY VAUGHAN AND DOUBLE TROUBLE / LIVE AT CARNEGIE HALL

1984年10月4日、テキサスハリケーンがカーネギーホールを襲撃。

2ndアルバム「Couldn't Stand The Weather」をリリースした後で、彼は前日に30歳の誕生日を迎えたばかり。

MCはブルースとロックン・ロールの功労者ジョン・ハモンドで、Drのクリス・レイトン、Bassのトミー・シャノン、そして今晩の主役スティーヴィー・レイ・ヴォーンが紹介される。

ショーは既にお馴染みの“Scutttle Buttin'”で幕を開け、間髪入れずにパーラメントのヒット曲“Testifyin’”で会場は既に最高潮といった感じ。

私はこのカバー・ヴァージョンが大好きである。

そして今晩に限って、ビッグ・バンド・スタイルの彼らの演奏を耳にすることが出来る。

この晩のステージは、兄ジミー・ヴォーンは勿論の事、仲間達がこのカーネギーホールに駆けつけ、彼の晴れ舞台を祝った雰囲気が、聞き手側にも伝わる優れた演奏である事には、間違いないでしょう。

1990年8月27日の、あの忌まわしい事故から幾つも月日が流れましたが、彼の演奏は色褪せる事が無いでしょう。

の画像