YES / YESSONGS
1973年発表のイエスの代表曲が網羅された、三枚組のライヴ・アルバム。
「危機」や「こわれもの」を聴いていると、その複雑な構成からライヴでの再現は不可能であるように感じられますが、このライヴ・アルバムを聴いていると、同じ音が完璧に再現されています。
それどころか、スタジオ録音の時よりリラックスして演奏しているように聴こえてくるから不思議。
それにライブ特有のマジックも手伝って、トータルで2時間9分23秒になる大作も、飽きることなく一気に聴く事ができるのです。
勿論、それは彼らの演奏技術の高さと、豊かな創造力に裏付されたものだけど。
とりわけジョン・アンダーソンの、透明感溢れる歌声がすばらしい。
それにドラムがビル・ブラッフォードから、アラン・ホワイトに代わる時期だったので、二人のドラマーがクレジットされ、聴き比べると楽しいです。
リック・ウェイクマンのソロ・アルバムから、
“ヘンリー八世の六人の妻”のさわりの部分が聴けるのも嬉しい。
30年前のアルバムとは思えない、素晴らしい録音です。
YES / YESSONGS
Opening (Excerpt From “Firebird Suite”)
Siberian Khatru
Heart Of The Sunrise
Perpetual Change
And You And I
a) Cord Of Life
b) Eclipse
c)The Preacher The Teacher
d) The Apocalypse
Mood For A Day
Excerpts From “The Six Wives Of Henry VIII”
Roundabout
I've Seen All Good People
a) Your Move
b) All Good People
Long Distance Runaround
The Fish (Schindleria Praematurus)
Close To The Edge
a) The Solid Time Of Change
b) Total Mass Retain
c) I Get Up I Get Down
d) Seasons Of Man
Yours Is No Disgrace
Starship Trooper
a) Life Seeker
b) Dilillusion
c) Wurm
